豊後大野市　ライブ・ツーリズム

　エコウォークとは、歩きながら自然や文化と直接触れあい、目にした素晴らしい自然・文化を保護するために、小さな貢献をしようという素晴らしい運動です。
　参加者にはエコウォーキングカードが配布され、ウォーキング終了後、環境貢献ポイントが１ポイント付与されます。このポイントを利用して任意の団体などに投票すれば、投票比率に応じて、環境貢献機構が得たシステム使用料の一部が寄付されるという仕組みになっているのです。
参照：エコウォーク　オフィシャルサイト


　豊後大野市緒方町がエコウォークのコースとして認定されたのは、2007年。そのコースは、緒方町の史跡や水路沿いを歩く8.5kmのコース。登録名は、「緒方三郎惟栄伝説と農村景観日本百選の路」です。
　距離的には少し長めですが、そこは見所満載の緒方町。飽きない様々な町の風景が、疲れを感じさせません。
　第一回目の開催となった2007年の11月には、緒方町の人気ぶりを示すように、50名もの参加者で賑わい、その顔ぶれもお子様から初老のご夫婦まで様々でした。


　具体的なコースは日本の滝百選の「原尻の滝」をはじめ、疎水日本百選の「緒方井路」や農村景観日本百選の「緒方平野」、国指定史跡「宮迫東西石仏」、さらには源平時代の武将緒方三郎惟栄にまつわる三宮八幡社などなど…まさに緒方町の「宝」を廻るコース内容になっています。
　それらのコースの合間には、見渡す限りに広がる米所・緒方の緒方平野が待ち構え、何よりすれ違う地元の皆様が、暖かい歓迎の挨拶で迎えてくれたことは、印象に残りました。
　ゴール地点はやはり原尻の滝。そこにも地元の皆様から、緒方の郷土料理である三郎鍋を振舞っていただき、田舎の驚きの味に舌鼓を打つ参加者も多かったようです。またゴールの記念に、切り株で作られた可愛いエコウォーカー認定書が配布され、参加者の満足感を満たしてくれました。
　自然が織り成す壮大な景観に癒され、歴史が育んだ様々な史跡に驚いた一日。もちろん、いただいたエコポイントは、豊後大野市の自然保護に貢献しておきました。